signifiabe’s diary

読書感想、書評を中心に書きます。

未経験からプログラミング

今現在は外食産業内でのマネジメントが自身の主なスキルで、面白みを感じていると同時に限界のようなものも感じています。

 

収入の複数のポートフォリオを持つことが重要だと落合陽一さんはじめ様々な方が唱えていて自分もそう思うようになって来ました。

 

人工知能化やIoT化が進み世の中は激変しそうです。経済産業省が発表したIT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果による2030年にはIT市場規模は拡大を続けるもののプログラマーやエンジニアなどIT人材は最大で79万人もの人材不足となると予想されています。また政府の成長戦略の一環で2020年から小学校からプログラミングが教育必修化されるようです。

 

そんな時代の流れも感じながら、かねてから興味のあるプログラミングを勉強しようと思い立ちました。

 

とりあえずネットで情報収集、入門書を一冊購入してみました。

 

 

ふむふむ。効率の良いプログラミング技術習得の方法などが紹介されているし、少なくとも今まで見聞きしていた謎の言葉たちのことが少し整理できました。一歩前に進んだ感じです。

 

まずは書物やネットでも基礎を学びつつ、Progate | プログラミングの入門なら基礎から学べるProgate[プロゲート]というサービスで全体像をつかんで見ようと思いました。これ面白いですよ。

 

何事も目標が大事ですので、Webサイトなのか、iPhoneアプリなのかまだ決め兼ねていますが何か簡単な制作物を作って見ようと思います。クラウドソーシングなどで収入を得れるところまで、とにかくやって見ようと思います。

 

未経験からプログラミングを始めて成功されている方もいるようなので、自分もそちら側に行けるように。挑戦。

 

 

 

 

控えめな哲学のススメ

哲学好きがあまり身近にいないので少し寂しい思いをしています。

読書を続けていくと哲学系の本を読むようになりました。

ビジネス書を読んでいた時によく哲学者とその概念の引用がなされていたので原著を攻めてみようと。

 

ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)

ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)

 

それまでの哲学のイメージは、ソクラテスとかプラトンとか、高校の授業でかなりざっくり聞いたもの程度ですが、当時でもなかなか興味を惹かれた記憶はあります。

哲学は格言という形であったり、引用、パロディのような形で日常生活の中にも溶け込んでいます。しかし多くの人にとってそれはただなんとなく目の前に現れては消えていくようなものです。

 

自分は他人より物事を深く考えたり、書いたりすることが好きだということを自覚しています。そこにきっかけがあってほとんどやってこなかった”読む”が追加された時、考え、書き、読むことの本質、人間の本質への興味が加速していきました。

 

記憶の定着のためや読んだ本についての議論がしたくて身近な人に話しかけたりするのですが残念なことに大抵の人はそんなことに興味がなさそうです。

なぜこんなに面白いものに興味がないのか不思議でした。ただ何に興味を持つかはその人の自由だというところに一旦着地します。

 

様々な哲学書を読み進めていくと、言語の限界という概念に到達したり、東洋の思想との邂逅、無意識や、心理学、脳科学などとも関連してくるところも面白い。

 

哲学というのは狭義の意味では西洋の古代ギリシャ哲学からの系譜のことをいうようですが、自分が好きと言っている哲学は西洋哲学はもちろん広義の意味での”思考する”という意味で捉えて頂きたいです。

 

西洋的な価値観、東洋的な価値観、思想を学ぶことが激動の時代に必要で人類が知るべきことだと思います。それと同時にただ単純に語り相手が欲しい。

 

荘子 第1冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1)

荘子 第1冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1)

 

 

読書にはまる

読書好きと繋がりたい

 

元々僕は全くと言っていいほど読書をしない類の人間でした。ただ単に多く読めばいいというものではないと思いますが、今では年間100冊以上は書物に触れています。

 

自分が読書をするきっかけになったのは日経ビジネスアソシエという雑誌でした。

 

自分の仕事であるレストランでのマネジメントをしていく中で、定石の言語化、一般化であったり、頭の中の問題点の整理であったりをスマホのメモやパソコン、システム手帳などにまとめていました。

 

良くも悪くも自分の思索によって物事を判断をしていたし結果はそれなりに良いものであったと自負しています。

 

仕事で多少結果が出て気持ちに余裕があるタイミングでたまたま手に取った日経アソシエには様々なビジネスの最先端の方々の考え方が書いたありました。 

 

それは効率的な物事の考え方や仕事術に関することでした。その中の大前研一さんや安宅和人さんなどの記事を読み、もっとこれらの知識が欲しいと感じその2人の著者の著書を買いました。企業参謀とイシューからはじめよと言うタイトルの本でした。

 

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

 

 

企業参謀 (講談社文庫)

企業参謀 (講談社文庫)

 

 

内容の細部はとても高度で自分なんかの頭脳では理解できません。しかし現実の目に見えない混沌、複雑、仕組みを高度に明晰に言語化していることはわかりました。細部まではわからないまでも、僕は読書に熱中し本を読み終えたときはエネルギーが満ち溢れてくるような感覚を得ました。

 

それから様々なビジネス書を読みあさりました。本の中に気になるワードや引用があるとそれについて書かれた本を買いました。それを続けていくと共通のキーワードが出てくる事に気づきました。

 

本をたくさん読みたい。でも時間は限られている。となると本を早く読む力と、深く読む力、読むべき本を選ぶ力、読んだ本を現実に活かす力などを手に入れる必要があると考えました。木の枝の部分ではなく根の部分について書かれた本を読めば枝の部分の本の理解が早く深くなるのではないかと考えました。

 

そこで僕はまず初めに西洋哲学と脳科学、経済学、読書術などを中心に攻めることにしました。狙い通りそこには自分が求めていた知りたい答えが豊富に書かれていました。難しすぎる本や部分は相変わらず飛ばしたり、読みたい部分だけ読んだりと自分のペースで読書を続けました。

 

とこんな感じで読書にのめりこみ読書が生活の一部になり

ました。人間と言語の関係であったり、読む書く思考する行為の探求は自分の気質にかなり合っているようです。自分と同じこのような感覚を持っている人と何らかの形で繋がれたらいいなぁと言う思いでこのブログをスタートしようと思います。

 

 

分類思考の世界

分類学という学問についての本です。

 

全体的には、分類と切っては切れない関係にある生物学的な分類についての考察が中心になる。ただ、専門科学としての分類と日常生活の分類、それぞれが持つ問題や、方法論はやはり共通する部分がある。

 

バラバラの対象物を少数のグループに分類して整理するシーンはたくさんある。物を探すとき、仕事で書類を引き出すとき、はたまた洗濯物を効率よく干すときなども分類思考を使っているのかもしれない。記憶や思考の整理になる。

 

そんな中うまく分類ができない事柄があるとヒトは混乱するし、ストレスを感じる。その例として面白かったのが”カモノハシ問題”。

カモノハシは魚類と鳥類と四足類の3つの性質を兼ね揃えている。

分類困難な変わり者で、要するに綺麗に分類できなかった。

分類学者は大いに悩み、論争し、今までの分類体系そのものが揺らぐような事態になったそうな。

 

ただ、この問題の根っこはカモノハシ側にあるのではなく、ヒトがそれまで作り上げてきた分類体系と分類理論にある。カモノハシはカモノハシなだけ。

分類行為の根幹は突き詰めると、どこからが山か?のような、在る とか 無い などの哲学、形而上学に発展するし、人間の認知能力、言語にも深く関わってくる。

 

分類する宿命を生まれながらに背負わされたヒトという生き物 が抱える分類の問題、興味深い。

 

分類思考の世界 (講談社現代新書)

分類思考の世界 (講談社現代新書)